コラム | INSIGHT
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FLUFFY-S ものづくりへのこだわり
ペットと飼い主どちらにとっても快適さを
2025.02.20
ペットと暮らすことは、かけがえのない喜びをもたらします。その一方で、都市部の賃貸住宅という限られたスペースの中で生じている課題、「ペット用品で圧迫され少なくなる自分のスペース」「ニオイ問題」をいかに解決するか。設計デザイン・製造を依頼した方々と共に、試行錯誤を重ねてまいりました。
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コンセプトが固まり図面を引いてもらってから、サイズはどうなのか、素材は何が適切なのか、耐久性はどうなのか、様々な角度から意見交換を重ねて図面を固めていきました。モックアップ(試作品)を前に意見交換をした際には、
「飼い主が掃除をするとき、キャットステップの角に頭をぶつけることがあるかもしれない。」
「この位置にカメラを設置すると、キャットステップの陰になってしまいよく見えない。」
など、試作品を前に細部を確認しながら、調整を行いました。脱臭機の位置をトイレの近くにして、ニオイ対策が効果的に機能するよう改良。キャットステップは角を丸くし、安全性の確保した柔らかいデザインに変更しました。また、カメラの死角を減らすために、猫用ケージにはペットカメラを2台設置するよう改善しました。
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「安全評価シート」を元に各項目を確認し、家具を使用するペットと飼い主の安全性に対してできるだけ配慮しました。ペットが誤飲しないよう小さな部品は避け、鋭利な箇所がないよう配慮し、資材はF☆☆☆☆認定がなされた安全性の高いものを選択しました。電気配線も家具の内部に埋め込み、感電の恐れを無くしています。ペットも飼い主も安心して快適に過ごすことができる設計です。
他にも、引き出し部分はゆっくり閉まるような仕様にし、扉部分も90度で止まるような金具を使用するなど、ユーザビリティ視点で各所パーツの選定をしています。耐久性と同時に、入居者が入れ替わる際の修理交換やメンテナンスなど、様々な観点を話し合い、専門性ある企業と協業することで、FLUFFY-Sは実現いたしました。
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試行錯誤を重ねて生まれたオリジナル家具によって、ペット用品で圧迫されがちだったスペースから約2.5畳分の自由な空間を生み出し、都市部の狭い部屋でもより快適なペットとの暮らしを届けていきます。※当家具は実用新案申請中です。
FLUFFY-Sへの入居を決定いただいたお客様より、次のコメントをいただきました。「勤務地の近くで、ゆくゆくはペットが飼えるところを希望してお部屋を探していたのですが、内覧時にペット用の家具を見て感動し、即決しました。」このオリジナル家具の存在が、「いつかペットを飼いたい」という気持ちを叶えるお手伝いができていると感じ、嬉しく思います。
これからも、ユーザーの潜在的なニーズにアプローチした企画開発を続け、ユーザーに対する価値提供と不動産価値の向上が両立するような、住まいの在り方を考え続けてまいります。
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最後に、この場を借りて、今回共にオリジナル家具の開発を進めてくださった制作会社・工場の皆さまに、心より感謝申し上げます。