コラム | INSIGHT
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FLUFFYマーケットリサーチ
市場理解を深め、ユーザーの課題や潜在ニーズを見出す
2024.08.19
犬猫の飼育頭数合計は、令和5年度では約1,591万頭と子供の数を大きく上回っており(一般社団法人ペットフード協会調べ)、その住まいについても変化が起こっています。
FLUFFYは、東京都内に9物件あります。(2024年8月現在)ペット向けの設備やサービスがあり、ペット可賃貸では飼育できない「大型犬」や「多頭飼い」ができる物件として、ペット飼育者のニーズに応えてきました。
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「ペット向けの設備・サービスがあること」や「大型犬が飼えること」「多頭飼いができること」がペット可賃貸との差別化ポイントだと考えている一方で、東京の賃貸マンションでペットを飼っている人が住まいに求めていることは何なのか。その実態を把握するために、本Webアンケート調査をはじめとする各種調査を行いました。
Webアンケート調査では、現在東京都の賃貸物件でペット飼育をしている人のうち、14.8%が「ペット共生型賃貸」に住んでいることがわかりました。
ペット共生型賃貸に住んでいると回答した人のうち、都心5区(中央区、千代田区、港区、新宿区、渋谷区):70%以上 / 20・30代:70%以上 / 2人以上の世帯:70%以上 という結果を受け、都心のファミリー向け賃貸物件(2LDK/41㎡以上)でペット向け設備の付いた「ペット共生型」の供給が全体的に増えており、「20~30代の世帯所得の高いファミリーに選ばれている」という実態がわかりました。
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東京都の賃貸物件で犬を飼育している人のうち、74%は「小型犬」を飼っており、80.3%が「1頭飼い」であることがわかりました。また都内のペットショップにおいても小型犬が中心です。
大型犬が飼えることや多頭飼いができるニーズも一定数いますが、「都内で小型犬と暮らす人々にとってより良い生活空間及びライフスタイルはどのようなものか」今後このテーマにどう応えることができるか。
市場調査やフィールドワーク等からその対象ユーザーの課題や潜在ニーズを見出し、企画設計・具現化をし、提供価値を市場に伝え、通常より高い収益を生み出していくことが、プロフィッツで取り組んでいる不動産の価値創造です。
このような一連のマーケティング手法からも、人々や社会の課題把握と解決策、新たな不動産投資機会を創出していけるよう、引き続き、努力してまいります。