コラム | INSIGHT

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MG目黒プロジェクト
ステークホルダー全員が満足するアセットマネジメントを目指して

2024.07.08

<目黒駅の魅力とプロジェクトの背景>
目黒駅徒歩1分という絶好のロケーションのプロジェクト。目黒駅は、「住んでみたい街ランキング」で1位に選ばれたこともある人気住居エリアです。

また、アマゾン、ラクスル、スターバックスコーヒー、USEN-NEXTといった企業に加え、リブセンス、ドリコム、Wantedlyなどのスタートアップ企業もオフィスを構える人気のオフィスエリアとなりつつあります。

交通の便が良く、日常生活においても便利なこのエリアは、採用面でも効果があり、新たな職住近接トレンドを牽引しています。

当社が売主から直接相談を受けた時、まだどこにも出されていない情報でした。売主の期待に応えるべく、すぐに着手。売主と買主の双方がWIN-WINになる道筋を探り、売主には正しい評価での売却を、買主には現時点では顕在化していないバリューを見出し、これからの投資ポテンシャルを深く分析する必要がありました。

当ビルの大部分はシェアオフィスとして運営されており、その部分の全体収益への寄与が大きく、シェアオフィスをどのようにより良くできるかがポイントとなっていました。当社が展開するシェアオフィス「BLOCKS」は、職住近郊のライフスタイルを見越してコンセプト作りされたもので、既に近隣の不動前や恵比寿で開業し運営されています。

どこにポテンシャルがあり、テナントニーズに基づき、どのようなプロダクトやサービスを打ち出せば、バリューを上げていけるか。自社で運営会社を持つことから、深く考察することができます。また、本件は住居、店舗区画も加わり、相互シナジーも図ることができるため、よりダイナミックな視点を持ちました。

<ファンドスキームの活用と投資戦略>
本件では、当社のファンドスキームを活用することで、これまでのコーポレートでの取得と比較し、大規模な不動産への投資が可能となりました。

この投資において、シナジーとオリジナリティを生み出すことができるのは、マクロ投資ではなく、ミクロ(個別)の事業であることがポイントです。これを実現するためには、定性面・定量面のすべての整合性を整え、全てのステークホルダーが満足する投資ストーリーと戦略が必要で、当社は創業以来、利害の異なる様々なステークホルダー(売主、投資家、レンダー、利用者、管理者、社会など)の三方良しを実現するアセットマネジメント投資に取り組んできたことから、スムーズなプロジェクト遂行ができたと思います。

今後も「他業種とのコラボレーション(事業)×ファンド組成による投資(大規模投資)」のビジネスニーズは拡大していくことが予想されます。プロフィッツは、これからも新たな投資機会とビジネス機会を探し続け、ステークホルダーにとって最善の結果を提供しつづけられるよう努力して参ります。

最後に、
タイトなスケジュールでの案件化でしたが、無事、実現に向けてスタートを切ることができました。
ご協力いただいた関連各社様には、この場をお借りして感謝申し上げます。

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