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Section L Hamamatsucho

コロナ禍でのリポジショニング、長期滞在型アパートメントホテルへコンバージョンし、収益化を実現
築20年のマンションをコンバージョン(用途変更)した長期滞在型アパートメントホテル。居住空間としての機能性とホテルの快適さを兼ね備えており、全室にキッチン・洗濯乾燥機・リビングやダイニングエリアが備わっている。インテリアにはデンマークの高級家具メーカーBoConceptやHAYを採用し、客室やロビーにはローカルアートやイラストアート作品が飾られ、斬新でカラフルにデザインされた空間が楽しめる。
WEB SITE:https://section-l.co/hamamatsucho/
長期滞在型への転換 インバウンド需要を見据えた収益改善戦略
当時の運営はポジショニングを誤り、宿泊特化型ホテルとの価格競争に巻き込まれ、2021年の実績では稼働率96%ながらADRは4,024円と、収益性が伸び悩んでいました。しかし、流し台・トイレ・洗面を備えた住宅仕様の設備が整っていたことから、インバウンド向け長期滞在型への転換が収益改善に繋がると判断しました。さらに、コロナ禍での物件取得ではあったものの、アフターコロナにおけるインバウンド観光需要の回復を見越し、7泊以上の長期滞在を希望する訪日客の需要に応える施設づくりを進めました。
コロナ禍でも高実績のオペレーターと提携し、ターゲットに合わせたサービスを提供
宿泊特化型ではなく、インバウンド向け長期滞在型へのポジショニングに転換し、コロナ禍においても高い実績を維持していた「Section L」へ運営を切り替えることで、収益改善を図りました。客室には長期滞在に適した設備を備え、デンマークの高級家具やローカルアートを取り入れた斬新なデザインにより、他のホテルとの差別化を実現。さらに、宿泊者同士がつながる専用アプリやイベントを通じて、滞在者間のコミュニティ形成を促進するなど、機能性と体験価値の両面で魅力を高めています。
狙い通りのターゲットに利用され、大幅な収益改善を達成
利用客の約80〜90%は外国人で構成されており、インバウンド需要を効果的に取り込むことに成功しています。交通利便性の高い立地に加え、キッチンや洗濯乾燥機など長期滞在に適した設備が高く評価されており、1週間以上滞在するゲストも多数を占めます。こうしたターゲットに応じた設計とサービスの提供により、ADR(1泊あたりの平均単価)は従来の5倍以上に回復し、計画を大きく上回る収益化を実現しました。

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