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BLOCKS 池袋

開発が難しい土地を高収益にする重層的な工夫
シェアオフィス「BLOCKS OFFICE」シリーズの4拠点目となる「BLOCKS池袋」は、BLOCKS OFFICE専用に開発された新築ビルです。JR池袋駅から徒歩7分、副都心線の出口からは徒歩4分少し奥まった場所にあるL字型の旗竿地で、開発が難しいとされる土地のため、整形地に比べて価格が安い物件でした。新築ならではの様々な工夫を施すことで、高い収益物件に仕立てました。
WEB SITE:https://www.blocks-office.jp/ikebukuro/
逆境を価値に転換 開発困難な「旗竿地」を突破した構造設計
東京の「旗竿地」は、共同住宅には不向きで、事務所ビルとしても課題の多い土地です。特殊な形状に加え、周囲をビルが囲み、これが杭の施工を困難にし、さらに室内に現れる柱が貸室面積(レンタブル比)を圧迫。収益性の確保が開発の大きな障壁になっていました。
この難局を打開したのが構造設計士による「ベタ基礎の壁式構造」という提案でした。建物の荷重を柱ではなく壁全体で支えるこの画期的な構造は、施工の難しい杭も、レイアウトを縛る柱もすべて不要にしたのです。結果として、貸床面積は7%も向上。柱のない自由度の高い空間が実現し、物件の付加価値は飛躍的に高まりました。
設計の妙で実現 マーケット競争力と高収益を両立したシェアオフィス
シェアオフィス市場の分析から、ユーザーは「坪単価」より「席単価」と「総額賃料」を重視する傾向が見えました。そこで私たちは「席単価を抑えつつ、坪単価を最大化する」という、相反する目標に挑戦。その鍵は、空間利用効率を極限まで高める設計にありました。L字型の旗竿地という条件を活かし、全室に窓を設置して採光を確保。天井を高くすることで、コンパクトながらも狭さを感じさせない開放的な空間を実現しました。
この工夫により、ユーザーには手頃な賃料で快適な空間を、オーナーには高い投資効率を提供。マーケット競争力と収益性の両立を成功させました。
「仕上がりの良さ」を価値に転換 リーシング戦略を入念に事前準備
仕上がりの良さから、投資想定時の賃料より10%高く設定しながら順調にリーシングが進みました。その背景には、緻密な事前戦略があり、開業2ヶ月前から広告を展開し、資料請求などを通じて関心の高い「見込み客」をリスト化したことがありました。この準備が功を奏し、募集開始と同時に多くの申込みを獲得。その後もマーケットの反応はとても良く、人気の部屋ではさらなる値上げを実施するなど、運営は好循環で推移しています。

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